陶佳日誌

作家の手仕事を扱った岡山市内のギャラリーです。骨董も扱っています。

着物

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縞結城の紬の着物に、しだれ梅の図柄の塩瀬の帯。

義母の残してくれた着物を、1枚ずつ、サイズを直しながら着ています。

着物は、若い頃から嫌いではなかったものの、知識はほとんど無いに等しく、

受け継いだものを、自分を通して、娘に伝える使命を感じた時、 

すでに母は亡く、義母は介護を受ける身!

一番相談したい時に、「なんで、誰もいないの!」と、娘の成人式、結婚の際に思ったものです。 


お店を始めて程なく、「めぐる縁の不思議さ」というのか、その世界にひとかたならぬ美意識とこだわり

を持っている人達に出逢うことができ、時を経た今、着付けを教わり、魅かれている自分がいます。

贅沢な趣味とは思いつつ、「美の極みというか、その境地は、あなたの好きな器や骨董の世界に通じる

ものがあるでしょ!」というOさんの言葉に、妙な説得力を感じてしまった私でした・・・。


11日から、着物をリフォームし、新しい感覚で再生させた、中西さんの「古布服セール」の開始です。

着物の、軽くて暖かい(涼しい)生地の良さを生かし、洋服として生まれかわらせた、二つと同じものの

無い個性的な作品を、今回、特別価格で提供していただきました。

この機会に、初めての方も、一度思い切って挑戦なさったらいかがでしょう。

案外違った自分の一面を発見されるのではないのでしょうか。