陶佳日誌

作家の手仕事を扱った岡山市内のギャラリーです。骨董も扱っています。

淡竹(はちく)

お隣から淡竹をいただいた。
 
子供のころ、実家の田んぼの近くの 川辺の竹藪に 母とよく取りに行ったものだ。
 
その竹藪も、ダムが出来る為、道幅が広がり、接している川幅を確保するため、削り取られてしまった。
 
淡竹の好きだった母も亡くなり、お店でもなかなかお目にかからなかったこの細い筍とは 縁が遠のいていた。
 
故郷に帰った今、市内で食することが出来るのは、本当に懐かしく ありがたい。
 
早速 皮をむき、お米のとぎ汁で茹で、あく抜きをする。(そのまま煮ても大丈夫なのだが。)
 
お茶パックに鰹節を入れ、水半カップ、砂糖大匙1.5、みりん大匙1、しょうゆ小さじ2と共に、油揚げを加えて煮る。
 
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 この時期にしか味わえない一品! 窓際の山椒もまだ新芽がどんどん出てきている。貴重な季節感