陶佳日誌

作家の手仕事を扱った岡山市内のギャラリーです。骨董も扱っています。

ホタル

子供たちが小学生だった頃、足守川で見たホタルが忘れられなくて、今年こそは!と オットと二人で見に行く。
 
家を夜の7時半過ぎに出発。40分弱で足守に到着。
 
20数年前とは あたりの様子も様変わりし、途中、コンビニで教えてもらった駐車場に車を止め、
 
暗闇の中を川に向かって下って行く。
 
誰もいない真っ暗闇、ホタルは 出ていないのかな~?と不安になりながら、・・・いや、向こうに屋台の様なものが、
 
・・・電気で、車を誘導している人もいる。・・・いたいた、何人か見に来ている・・・どんどん進んでいくと、
 
車も道端にいっぱい止り、人もかなり出ている。
 
ほたるは・・・? 川の草むらのあたりに、三々五々、それでも、広い範囲に、50~100匹はいるかも知れない。
 
 
昔は、川に接する林全体が共鳴するように、光が点滅していたが、あれはもう、過去の出来事か・・・。
 
あの見事な光の競演を もう一度見たい気もする。
 
 
少しまとまって、ホタルが点滅しているかと思いきや、車のライトがぶち壊し、幽玄の境地に浸ろうとすると、
 
キャッキャッと騒ぎ出す無粋者!
 
 
何でホタル観賞場所に車を入れるんだ? いつから日本人は、こんなデリカシーの無い国民になったんだ?
 
 
優雅にホタル観賞のつもりが、なんだか二人とも無性に腹立たしい夜になってしまった。