陶佳日誌

作家の手仕事を扱った岡山市内のギャラリーです。骨董も扱っています。

お宝発見!

縁あって、ずっとかかわって来たお家の片づけ。
 
たくさんの衣類、布団類、食器、茶道具等を 貰ってくださる方々にお渡しし、 知り合いの骨董屋さんが入ることになった日の出来事。
 
事前にオットが天袋や押し入れから出しておいたお軸や備前焼の数々を骨董屋さんがテキパキと箱詰めし、
 
いよいよ応接間のサイドボードの中身に取り掛かろうという直前、家の持ち主の方が、
 
「欲しいものがあれば、今のうちに早く取っておいて!」と言って下さり、とっさのことで、遠慮もしてられないと、
 
小さめの割り山椒、お醤油差しにちょうど良い備前焼、ハスの葉型の薄手の備前焼等を手元に移動させた。
 
ところが、骨董屋さんは目をつけていたものだったらしく、「それも持っていきたいのですが・・・」と。
 
椅子の横に取り込んだ備前焼を、しぶしぶと差しだす私・・・ 傍から見たら、どんな風に見えたことか・・・
 
 
ところが これには後日談あり。 
 
私の座っていた椅子と窓の間にあるカーテンの陰に、渡し残しの備前焼が出てきたとの事。
 
掃除をしていた時に 見つかったそうだ。 
 
イメージ 1
 
それがコレ。割り山椒は10個は渡したはずなのに、残っていたなんて・・・。裏には分銅印が付いています。
 
 
イメージ 2
 
これも 水屋の片隅に 埃まみれで発見したもの。
 
私は水屋の存在を知らなくて、片づけてなかったので、骨董屋さんが見つけた時に拒否した処です。
 
 
押し入れの中に、私が空箱だと勘違いしていた 手つかずの状態の箱から、骨董屋さんはお宝をいくつもGETしていました。
 
その中に、江戸前期の染付という煎茶器があり、なずな模様の色が良く似ています。
 
私の発見したお宝も、そうであってくれたら良いのですが・・・。