陶佳日誌

作家の手仕事を扱った岡山市内のギャラリーです。骨董も扱っています。

井上奏 日々の器展~あと2日

井上奏さんの器展も残すところ あと2日!
 
岡山での知名度がほとんどなく、お彼岸、卒業のシーズンと言うことも有り、
 
人がなかなか集中しなかったのですが、
 
少しずつ、その良さのわかる人達が来てくださるようになりました。
 
土から、本当によく研究されていて、本来の職人そのものという感じがします。
 
彼と話していると、岡山に来て、自分がいかに本来の焼き物から遠ざかっていたか、
 
デザイン性の追求ばかりになっていたかが思い知らされます。
 
良い土を使い、天然の物から作り上げた釉薬を使い、土の限界まで焼しめた器は、
 
使って行くうちに、その本領を発揮すると思います。
 
確かに、デザイン性は必要ですし、売れ筋でもありますが、根本がしっかりしていなければ、
 
脆かったり、それをごまかすために、身体に良くないものを使ったり、安価で売り易くしたり・・・・。
 
まだ、20代後半の若き陶芸家の井上さんの今のポリシーを崩さ無いように、彼独自のかたちを
 
作り上げてほしいものです。
 
お天気が今一つの様ですが、まだまだ良いものが残っています。是非おでかけください。